仕事管理術

【返報性の原理】ビジネスで集客力アップする秘策

本日はこのWebサイトをご覧いただきありがとうございます。

私はこれまで転職を数回繰り返しながらも、10年間会社員として働いてきました。

そんな私ですが、現在は在宅ワークスキルを身につけて1年後に月収30万円達成し、
その半年後はフリーランスとして月収50万円を稼げるようになることを目指しています。

なぜこの目標を持つようになったのかは、よろしければこちらをご覧ください。

脱サラして在宅フリーランスを目指すことになったわけですが、ここで一つ懸念していることがあります。

それは、フリーランスになってビジネスとして成立し、目標に近づくことができるのかということです。

「自分で仕事を獲得しなければいけないのに、営業の経験もない」
「コミュニケーションスキルに自信なく、特に初対面の人と上手くコミュニケーションをとることができるのか?」

このように、考え出すとだんだん不安な気持ちに。

そんな中、フリーランスとして成功している人の共通点として
人に見返りを求めない「返報性の原理」を実践できているということを知りました。

どんなビジネスにおいても「集客」をしなければいけません。

これはとても難しく聞こえますが、
この「返報性の原理」を上手く活用できれば、「集客」することに対してこれまでよりも簡単に思えるかもしれません。

ぜひ最後まで読んでみてください。

返報性の原理

「返報性の原理」とは、人から何かをしてもらったときに、それに対して「お返しをしなくてはいけない」という気持ちになる心理作用のことです。

相手との関係性によって感じ方は変わってきますが、好意や親切心からしてもらったことに対しては、単に「ありがたい」「うれしい」そして「何かお礼をしたい」と考える場合もあります。

反対に、相手から敵意を向けられたり、不快に感じる言動があると、「仕返ししたい」という感情にもなります。

返報性の原理は、人間誰もが持つ心理作用というわけです。

そんな返報性の原理にも主に4つの種類があると言われています。

好意の返報性

まず最初に、好意の返報性とは、相手から好意を受け取ったら、自分も好意で返そうとする心理のことをいいます。

親切にしてくれた相手には、自分も親切にしたくなる。

自分のこと褒めてもらえたときは、相手のことも褒めたくなる。

このように、好意を持って欲しい相手に対して、自分から好意的な行動をすると、相手からの好意も返ってくる可能性が高まると言えます。

コミュニケーションスキルを高めるためには、まずはすべての対人関係においてこの心理を活用できるようになりたいですね!

敵意の返報性

続いて、敵意の返報性とは、敵意を向けてきた相手に対して、敵意で返したくなる心理のこと。好意の返報性とは真逆になります。

相手から冷たい態度を取られると、つい自分も同様に冷めた態度を返してしまう。

つまり、嫌だと感じたことを相手に「仕返し」をしたくなることです。

私には3歳年上の兄がいますが、学生のころの兄妹喧嘩は、まさにこれが原因でした。
お互いに思春期なので、敵意むき出し。一度喧嘩し始めると終わりがありませんでした。笑

人から敵意を持たれないようにするためには、まず自分が人に敵意を与えないことを意識することが重要という訳です。

譲歩の返報性

続いては、譲歩の返報性とは、相手に何かを譲ってもらえた時に、同じように自分も譲ろうとすることです。好意の返報性に近い心理になります。

私の経験を例にすると、
会社に出勤しなければいけない平日に料理をすることがどうしても苦手なので、夫に平日の料理係をお願いしました。
すると、快く承諾してくれたので、夫が苦手な掃除面を積極的に私がやっています。

このように、人は相手に何か譲ってもらったことで、「恩」を感じ、相手からの恩を返したいという心理が働くのです。

つまり、人は譲ってもらったら譲り返したくなる心理を持っているので、自分から譲歩すれば相手も譲歩してくれる可能性が高まるといえます。

自己開示の返報性

自己開示の返報性とは、相手がオープンな態度で接してくれると、「自分も心を開いて接したい」と自分も相手に心を開きやすくなる心理のことをいいます。

初対面の人と話す時、緊張してしまったり、委縮してしまうという人は多いと思います。

ところが、相手から気さくに話しかけてくれると、自分も心を開いて話すことができた、といった経験はありませんか?

思い切って普段の自分をさらけ出し、オープンな気持ちで接してみると、
相手も心を開きやすくなり、心理的な距離が近づきやすくなるということです。

伝えたいことが上手く伝えられなかったり、相手からの反応が薄いと感じて話しづらいなど
オフラインでのコミュニケーションとは環境が異なるため
Zoomなどを利用したオンライン上でのコミュニケーションって難しいと感じませんか?

ですが、この自己開示の返報性を利用して、相手が話しているときに少し大げさに相槌を打ってリアクションし、話しやすい雰囲気を作ってみると苦手意識が和らげるかもしれません。

ビジネスで円滑なコミュニケーションが求められるときに、非常に有効的に働くので、ぜひ覚えておきましょう!

「返報性の原理」を活用した集客術

ここからは、「返報性の原理」を集客につなげるための活用方法についてご紹介します。

giveの精神

まず結論から言うと、相手から見返りを求めずに、とにかく価値を提供し続けることがビジネスの集客において最も重要なことです!

相手に好意をとにかく与え続ければ、返報性の原理が働いて自然と相手は好意を返そうと思う心理作用が働くというわけです。

返報性の原理を使った代表的なマーケティングは「無料お試し」です。

例えば、洋服を買うために試着するとき、
そのショップ店員さんに、サイズ違いを用意してもらったり時間をかけて丁寧に接客をしてもらうと「やっぱり買いません」とは言いづらく、「せっかく試着したのだから買おう」と思う気持ちが起こりやすくなりますよね。

つまり、無償で相手に“give”をして、返報性の原理を働かせ、お客さんが商品を購入するように誘導しているというわけです。

そして、最強の集客術というのは、
自分=普段からお世話になっている人とターゲットとなるお客様に認識してもらうことです。

職場でお世話になっている上司や、相談事に親身になってくれる友人から誘いを受けると断れないといったことと同じです。

相手にひたすらgiveして「恩」を感じてもらえると、返報性の原理が働いて、集客しようと自分から声をかけると人が集まってくれるのです。

以上のことから、まずはgiveをし続けることが重要となるのです。

「集客」するときの注意点

続いては、いざ集客しようとするときに、初心者が起こしやすいミスについてお話していきます。

見返りを求めすぎない

特に会社員として働いた経験があると、「時間」や「スキル」を会社に提供する代わりに、「それに見合う対価」が欲しいと思いますよね。
会社員として働くには、それでも会社に出社すれば仕事があるので良いのですが、今後フリーランスとしてビジネスするには注意しなければいけません。

「○○してあげたんだから、○○してくれるのは当然だよね」

このような言動や態度を感じる相手と一緒に仕事したいだなんて思わないですよね。
せっかくgiveしても、返報性の原理が働かなくなってしまいます。

見返りは求めず、「相手が喜んでくれたらそれでよし!」と考えて、とにかく“give”をし続けることが重要!

相手に見合わない価値をgiveしない

相手に“give”をする時は、相手との関係性や立場をしっかり考えましょう。

関係性に見合わないようなものや、相手が求めていないものを贈ってしまうと、「重い」と思われたり、警戒されてしまい逆効果になることがあります。

返報性の原理に効果を期待しすぎて、相手の気持ちを無視した行動をとり、不快にさせないようにしなければいけません。

最後に

何度も繰り返しますが、
とにかく相手に見返りを求めず、giveするということを習慣化できると、返報性の原理の働かせることが可能となります。

有名人や、大企業が直接利益につながらないようなボランティアをするのは、give精神が強いからといえます。

それにビジネスだけでなく、日常生活においても上手くとりいれていきたいですね。

まずは、身近な人に普段から親切に接し、好意を示していくことからはじめてみましょう。
そうしていれば自分が何か困った時に手を差し伸べてくれるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。