こんなお悩みありませんか?
- Youtube台本ってどう書けば良いのかわからない
- 再生される動画をつくりたい
- 最後まで見てもらえる動画にしたい
YouTube動画には様々なジャンルがありますが、ビジネス系の場合、台本は必須となります。
ただ、『台本』と聞くと素人がそう簡単に書けるものだとは思わないですよね。
ところが、実際はYouTube台本にはある程度決まった型があり、それに当てはめて文章を考えれば、誰でも台本を作ることができるのです。
そこで本記事では、英語系Youtuberとしても有名なイングリッシュおさるさんの動画を参考に分析したので、ご紹介します。
- 元英語教員
- 多くの英語学習者が利用する人気のYouTubeチャンネルを運営
- 2020年1月に開設、2024年6月現在チャンネル登録者数43.5万人
英語学習法について、わかりやすく解説されるのでご覧になったことがある方も多いと思います。
今回、参考にした動画はこちらです!
動画本編でも、随所に視聴者を飽きさせない工夫が凝らされており、視聴者に有益な情報がしっかり伝わるよう構成が練られていました。
ぜひ最後までご覧ください!
イングリッシュおさるのYouTube台本の全体構成
それでは早速、動画全体の流れを一気に見てみましょう。
特に注目すべきポイントは、次の章で解説します。
オープニング
まず、オープニングは大きく分けて、以下3つのパートに分かれています。
- 挨拶
- 本編の概要説明
- 興味付け(PASTORフォーミュラ)
それでは見ていきましょう!
挨拶
00:00~ | Hey guys!! It’s osaru! |
本編の概要説明
00:01~ | ということで今回は、『英語を早く読みたいなら英語は読むな』というちょっと衝撃的な話をしていきます。 |
00:08~ | タイトルを見て驚いている人も多いんじゃないかな? そう! 今日は、英語を早く読めるようになるためには、英語をたくさん読まないといけないと思ってる人たちに、衝撃な事実を知ってもらうための動画です。 |
PASTORフォーミュラ
『PASTORフォーミュラ』とは、以下6つの要素から成り立ちます。
Problem (問題) |
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Amplify (増幅) |
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Story/Solution (物語/解決策) |
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Transformation/Testimony (変化/証言) |
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Offer (提案) |
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Response (反応) |
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一つ一つポイントを見ていきましょう!
P:問題・悩み・痛み | |
00:42~ | みんなも経験あるんじゃないかな? 多読をして英語を読む量を増やしてみたけど、英語を早く読めるどころか、わからないところが多すぎて全く理解できないという経験。 |
A:問題の重大さ・憧れ・共感 | |
00:52~ | 僕も過去に英語を早く読むために英語を大量に早く読む練習をたくさんしたことがあります。 ただそのやり方そのものが英語を早く読めるようにならない要因の1つだったのです。 もしあのときあの方法を僕がやめなかったら、一生英語を早く読めるようにはならなかったと思います。 |
S:解決策 | |
01:09~ | ただ今日紹介することを徹底するだけで、英語が2倍以上早く読めるようになります。 それどころか自分の意識で英語を読むスピードを上げるとかではなくて、自然と早くなります。 実際に、僕も今日紹介する方法を実践したことで英語を読むスピードは各段に上がりましたし、英検1級・TOEICのリーディングで満点近くとってます。 |
T:証言・変化 | |
01:27~ | そして僕だけでなく、受講生もリーディングが多くを占める英検の1次試験の合格率は級を問わず95%を超えています。 |
O:提案する | |
01:36~ | ぜひ今回紹介する方法を自分のものにして、英語が早く読めないという悩みを解消していきましょう |
R:行動を促す | |
01:41~ | あと今回紹介する英語の読解を向上させる方法以外にも、1つ意識するだけで英語の読解力を一撃で伸ばす方法もこれから配信していくので、そういった動画を見逃したくない人は、今のうちにチャンネル登録しておいてもらえればと思います。 |
- 視聴者が動画を見ることで得られる価値を凝縮させる
- 余計な情報を与えず、テンポよく話すことでオープニングで離脱させない
『PASTORフォーミュラ』については、以下の記事で詳しく解説しています。
本編
続いて、動画の本題である本編についてですが、以下の2つのパートに分かれます。
- 視聴者を説得する(PREP法)
- 視聴者への熱いメッセージ
それでは、見ていきましょう!
PREP法
PREP法は、以下4つの要素で成り立つライティング技法です。
Point (結論) |
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Reason (理由) |
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Example (例) |
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Point (結論の再確認) |
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P:結論 | |
01:53~ | まずいきなり結論なんですけど、英語を早く読むためには『たくさん英語を読むのはNG』ということです。 気持ちはわかります。 『英語を早く読むためにはたくさん英語を読んで英語を読むのに慣れれば自然と早くなるんじゃないの?』と思いますよね。(省略)だからまず最初に皆さんがすべきことは、ゆっくりでもいいので正確に読むことです。 これを繰り返すと自然と読むのが早くなります。 |
R:理由・根拠 | |
02:41~ | 『えっ本当かな~?』と思った人もいるかもしれませんが、これにも根拠があります。 みなさん、『I’m happy.』この英文を、文法・単語的に理解できますか? おそらくこの動画を見ている多くの人が理解できたと思います。 文法的には I am happy. SVCの2文型、I=happyの状態ということですよね。 単語的には、I /am /happy 私はハッピーな状態であるという意味です。 文法・単語的に理解できて意味が正確にとれていれば大丈夫です。 |
E:具体例 | |
03:08~ | じゃあ次の英文を読んでみてください。
(省略) つまり、普段の英語学習ですでに皆さんが文法的単語的に理解しているであろう、『I’m happy』みたいな表現が増えていけばいくほど自然と読むのは早くなっていくということです。 |
P:再び結論 | |
04:35~ | 皆さん、ここ一番大事なので覚えておいてください。 英語を早く読もうとするから、または早く読もうと練習するから早くなるわけではありません。(省略)そして文法や単語がわからなかったら、止まって辞書で調べて使われている文法や単語の使い方を調べてください。 このように理解できる文が多くなればなるほど自然と読むスピードが上がっていきます。 |
視聴者にメッセージ
06:36~ | もしかしたら今日の話を実践してみたら自分が徹底して英語を読めていないことに気づいて、絶望した方もいるかもしれません。 でもね、大事なのはここからです。(省略)僕が大量の時間を投下して、間違いに間違いを重ねてきたうえでの効果がある英語学習法だけを動画で説明しているんだよ? 絶対にできる!一緒に頑張っていこう! |
これほど情熱があるからこそ、多くの人に見られる動画が作れるんだと学びました!
- 論理的な根拠に基づいた理論
- 有料でもおかしくない有益な情報を届ける
- 親近感が湧くようなメッセージで視聴者に寄り添う姿勢を見せる
エンディング
最後はエンディングです。
3つのパートに分かれています。
- 本編のおさらい
- 公式LINE&チャンネル登録を誘導
- 締めの挨拶
動画の締めくくりとして最後まで気が抜けない大事な部分です。見ていきましょう!
本編のおさらい
07:57~ | 復習はひとつ。 英語を早く読むためにはたくさんの英語を読むのはNG。 (省略)ぜひ実践してみてください! |
公式LINE&チャンネル登録を誘導
08:18~ | 2022/1/22 19時にTwitterでも公開していますが、とてつもない数の成果を出してきたLINE限定配信。
(省略) そのほかにもLINE限定無料講義動画5本、厳選した60本以上の中から、あなたにあったハイクオリティ動画、僕の経歴やレッスン生の実績、Youtube以外でのSNS100本以上の動画、計6つの無料特典が欲しい方は、消えてしまう前に今のうちにLINE登録してもらえればと思います。 |
締めの挨拶
09:21~ | ということで今回も最後までみてくれてありがとうございました。 もしこの動画が少しでもよかったらコメント欄に感想やいいねをしてもらえればと思います。 それでは次回の動画でお会いしましょう! |
- 視聴者の理解を深めるために、動画内容を簡潔におさらいする
- 視聴者に具体的な行動を示して次のアクションに導く
印象的な3つのポイント
重要なポイントは言葉を変えて繰り返す
今回参考にしている『【衝撃の事実】英語を速く読みたいなら「英語は読むな」』では、結論として『英語を早く読むためには、英文を完全に理解してゆっくり正確に読もう』というのが本質的なテーマとなっています。
- 英語を早く読むためには英語をたくさん読む必要は全くない
- 文法・単語、この2つの側面から英文を完全に理解して読む
- まず最初に皆さんがすべきことは、ゆっくりでもいいので正確に読むこと
- 英語を早く読むためにはたくさん英語を読むのはNG
以上のように、動画内では少しずつ言葉を変えて、合計16か所に渡って繰り返し伝えられています。
ところが、音声のみで聞き流していると、何度も繰り返されないと印象に残らないことがわかります
誰でも理解できる言葉を使う
全体通して、専門用語がほぼ使用されていませんでした。
途中一度だけ『精読』という言葉が使われており、単語だけで見ると正確に把握できない人もいそうですが、
- 文法・単語、この2つの側面から英文を完全に理解して読む
- まず最初に皆さんがすべきことは、ゆっくりでもいいので正確に読むこと
このように、前後で理解しやすい言葉で説明されているので、視聴者を困惑させないようにしっかりとフォローされています。
ターゲットを設定していても、実際年齢や生活環境はバラバラな場合が多いと思います。
専門用語は使用せず、子供でも理解できるような言葉選びを意識することも、重要なポイントの一つとなります。
コアな情報は短く
06:15~ | ちなみにリスニングも多聴よりも精聴の方がおすすめです。 スクリプト・台本を使って、一語一句正確に聞こえるようにする練習ですね。 |
全体通して初心者向けの内容ですが、ここで上級者向けの情報が紹介されています。
8秒間でとても短い尺ですが、『なるほど!』と初心者でもギリギリ理解できそうな内容になっています。
まとめ
以上、起業1年で月3.6億を達成させた、イングリッシュおさるさんの動画を参考に、YouTube台本の型を分析しました。
いきなり台本を書こうとすると難しいかもしれませんが、このように型にはめて文章を考えていけば、初めてでも台本が作れそうと思っていただけたかと思います。
おさるさんの動画を参考に、動画の台本を実際に書いてみましょう!
オープニングの構成 | |
挨拶 | Hey guys!! It’s osaru! |
本編の概要 | 英語を早く読めるようになるために、英語をたくさん読んではいけない |
PASTORフォーミュラー | P:早く読めるように量を増やしても効果が出ない A:英語を大量に読んでも早く読めるようにはならない S:動画の方法を徹底するだけで2倍早く読めるようになる T:この方法で他の人にも実際に効果あった O:動画の方法を試そう! R:今後も有益な情報を届けるのでチャンネル登録のお願い |
本編の構成 | |
PREP法 | P:英語を早く読むためには『たくさん英語を読むのはNG』 R:文法・単語的に理解できて意味が正確に読めることが重要 E:文法・単語的に理解していれば自然と読めるようになる P:理解できる文が多くなれば自然と読むスピードが上がる |
視聴者にメッセージ | 実際に効果のあった英語学習法を紹介しているから、絶対にできるようになる!一緒に頑張ろう! |
エンディングの構成 | |
本編のおさらい | 英語を早く読むためにはたくさんの英語を読むのはNG |
公式LINE チャンネル登録 |
LINE限定配信のおしらせ、貴重な英語学習法を紹介する動画を見逃さないためにチャンネル登録をお願い |
締めの挨拶 | それでは次回の動画でお会いしましょう! |