ご覧いただきありがとうございます。
カテゴリーにはSEOの効果があるからと、設定する方も多いと思います。その中でこのようか悩みが出てくるかもしれません。
『なんとなくカテゴリー作って分けてたけど、今の分け方で良いのかな?』
『気づけばたくさんカテゴリーが出来てしまった。無闇に作りすぎてる?』
分け方のコツや注意すべきポイントを押さえるだけで、SEO効果も期待できるカテゴリーが設定できるようになると思います。
本記事では、カテゴリーの役割からブログサイトでの分類方法、そしてその注意点について解説します。
カテゴリーの役割
まずは、カテゴリーの分け方や注意点について触れる前に、役割について2つ解説します。
読者が目当ての記事を探しやすい
カテゴリーを設定することで、読者が「見たい」記事を素早く探せるようになります。
記事を分類し整理されたことにより、読者はそのサイトにはどんなジャンルの、どのような記事があるのかを把握しやすくなります。
さらに、記事を読み進めていくうちに、関連した記事についても探しやすくなるため、読者にとって便利な機能となります。
ただし、わかりにくい分類をしてしまうと、読者が見たい記事になかなか辿り着けず、離脱されてしまう原因ともなります。
この後にご紹介する注意点を押さえて、わかりやすい分け方を意識しましょう。
検索エンジンの巡回の最短コースを示す
Googleの検索エンジンは、クローラーというロボットがネット上を巡回して、それぞれのサイトを評価しています。
カテゴリー分けが上手く整理されていると、そのサイトの構造がわかりやすいものとなるため、クローラーがサイト内を巡回しやすくなるというわけです。
また、上でご紹介したように、読者がサイトに留まって、関連記事を回遊してくれることによって、回遊率が高まります。
読者の回遊率が高く、滞在時間が長いサイトは、検索エンジンは読者に有益な情報を伝えるサイトとして高く評価します。
カテゴリーの効果的な分け方
ここまでで、カテゴリーは読者にとって便利な機能で、SEOにも効果が高い役割を持つことをご理解いただけたと思います。
ここからは、カテゴリーの分け方について解説します。
親カテゴリーは5つ程度にまとめる
ブログにおいては、親カテゴリーは5つ程度を目安にまずはまとめましょう。
カテゴリーが多すぎると、それぞれに分類される記事数にも偏りが出てしまうリスクがあり、サイト構造としても利便性が低いものとなってしまいます。
サイトのターゲットとなる読者が検索しそうな主要キーワードでカテゴリー名を設定し、たまたま訪れた読者にとっても認識しやすいものにするように意識しましょう。
その他・未分類カテゴリーは使用しない
ブログを書いていくと、もともと設定していたカテゴリーに当てはめにくい記事というのも出てくるかもしれません。
その場合、ついその他や未分類カテゴリーにしたくなるかもしれませんが、それは避けましょう。
理由は単純です。
読者からしたら、「その他」などと分類されても興味を持てませんよね。
そもそも、ブログテーマや読者のニーズに沿ったカテゴリーであれば、いずれかに必ず当てはまると思います。
そのため、どのカテゴリーにもはまらないということは、サイトのテーマに沿った記事ではないということになるので、そのような記事は書かないようにしましょう。
カテゴリー設定時の注意点
1記事1カテゴリー
基本として1記事につき、カテゴリーは1つのみ設定しましょう。
複数のカテゴリーに設定した方が、その記事を読んでもらえるんじゃない?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、読者にとっては
同じタイトルだけど、違う内容なのかな?
などと、困惑させてしまう可能性があります。
読者の利便性を高める意味でも、1つの記事を複数カテゴリーに分類することは避けましょう。
カテゴリーを細分化しすぎない
それじゃあ、読者によりわかりやすいように細かくカテゴリーを分けてあげると良いんじゃない?!
と思うかもしれませんが、それも読者を混乱させてしまうリスクがあります。
ブログを立ち上げたばかりの初期は、まずは階層化せずにいくつかのカテゴリーに分け、記事数が増えて整理が必要になった段階で、それぞれに子カテゴリーを設定していくと良いでしょう。
カテゴリー名の重複を避ける
複数のカテゴリー内で共通の項目ができてしまう場合があります。
その場合は、同じカテゴリー名でそれぞれに階層化するのではなく、タグを設定しましょう。
タグについては、また別記事でご紹介できればと思っていますが、カテゴリーとタグの違いについて、以下に簡単にまとめました。
カテゴリー | タグ | |
目的 | 記事の分類 | 記事同士の共通項目 |
階層化 | 可 | 不可 |
1記事あたりの数 | 1つ | 複数可 |
以上が、それぞれを上手く使い分け、読者にわかりやすいよう記事を整理しましょう。
パーマリンク設定にカテゴリーが含まれている場合は変更しない
パーマリンク設定にカテゴリーが含まれている場合は、記事公開後のカテゴリーの変更はしないようにしましょう。
理由は、URLが変更されることにより、SEOのそれまでの評価などがリセットされてしまうからです。
WordPressでカテゴリーを設定する方法
新規カテゴリーを作る
新しくカテゴリーを作る手順は以下の通りです。
- ダッシュボードの投稿メニューからカテゴリーを選択
- 名前:カテゴリー名
- スラッグ:半角英文字でカテゴリー名
- 親カテゴリー:子カテゴリーを作る時は使用、階層がない場合はなし
- 説明:カテゴリーの概要を記入。空白でもOK
スラッグについては、基本的に半角英文字で設定するようにしましょう。
日本語に設定した場合、URLとして使用できない文字や記号を使用可能なものに自動的に変換するURLエンコードという処理がかかり、長い文字列に置き換わってしまいます。
スラッグはできるだけ簡潔に、わかりやすい1単語で表記するのがおすすめです!
検索エンジンにとってはURLをチェックしてページ内容の理解する材料になり、読者にとっても検索したキーワードがURLに含まれているとクリックしやすくなります。
記事に設定する
記事編集画面の右側にカテゴリーの設定項目があります。
そこから、当てはまるカテゴリーにチェックをし、更新するだけで設定できます。
さらに、も「新規カテゴリーを追加」をクリックすると、この画面でも新しくカテゴリーを追加することができます。
カテゴリーの変更と削除
ダッシュボードの「投稿」>「カテゴリー」内に、追加したカテゴリーが表示されるため、編集画面で変更や削除ができます。
なお、カテゴリーを削除しても投稿は削除されません。
未分類に振り分けられるので、他に該当するカテゴリーに設定しなおしましょう。
最後に
以上、カテゴリーの分け方と設定方法についてご紹介でした。
ついつい設定を忘れてしまいがちな項目ですが、SEO効果としても、また読者に対しても便利な機能ですので、投稿した際には必ずカテゴリーを設定するようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。