こんなお悩みありませんか?
- Youtube台本ってどう書けば良いのかわからない
- 再生される動画をつくりたい
- 最後まで見てもらえる動画にしたい
YouTube動画には様々なジャンルがありますが、再生数が多い動画には台本が作られている場合ほとんどです。
その悩みを解決してどうなってほしいのか
これらをしっかりと伝えるためには、まず台本を固めておく必要があるのです。
ただ、『台本』と聞くと素人がそう簡単に書けるものだとは思わないですよね。
ところが、実際はYouTube台本にはある程度決まった型があり、それに当てはめて文章を考えれば、誰でも台本を作ることができるのです。
今回は、テレビ番組でも活躍されている、てぃ先生の動画を参考に、台本作りのヒントとなるポイントをまとめました。
- Xを中心にSNSでの活動が注目され、保育現場でのエピソードや教育に関する情報を発信
- 保育士や子育てに悩む親をはじめ、多くの人に役立つ情報を提供
今回参考にした動画はこちらです。
動画本編でも、視聴者に有益な情報がしっかり伝わるよう構成が練られていました。
ぜひ最後までご覧ください!
てぃ先生のYouTube台本【全体構成】
まずは、動画全体の流れを一気に見てみましょう。
オープニングの項目はこちらの3つに分けられます。
- 挨拶
- 動画テーマの概要
- チャンネル登録のお願い(お知らせ)
オープニング
(1)挨拶
00:00~ | はい、どうも!てぃ先生です! |
(2)動画テーマの概要
00:02~ | 今日は子どもとスマホのうまい付き合い方、そして、スマホと子育てに上手に活用する方法についてお話したいと思います。 |
00:10~ | 結論としては、ルール決めを子どもにしてもらうこと、スマホを使って得た情報や知識を子どもにアウトプットしてもらうことが大切です。 |
(3)チャンネル登録のお願い(お知らせ)
00:20~ | まだチャンネル登録してないよって方は、この機会にぜひポチっとお願いします。 最後にお知らせもあるのでぜひ見てみてください。 |
- 結論先行で視聴者の興味付けをして離脱させない工夫がポイント
- オープニングではとにかく簡潔に、余計な情報がを一切与えない
本編
本編では以下4つがポイントとなります。
- PREP法
- 権威性
- 視聴者の悩みを徹底解決
- SDS法
(1)PREP法
PREP法は、結論→理由→具体例→再び結論の順で説得力のある文章を作ることができます。
P:結論 | |
00:27~ | まず、大前提として、僕は子どもがスマホを使うこと、そして子育ての中でスマホを活用することは大賛成です。 |
R:理由 | |
00:42~ | これからしばらくの時代は、スマホなどが必須のツールになることはまず間違いありませんよね。 教科書がタブレットに置き換わったりもしています。 ということもあって、子どもに対して下手にスマホは悪いもの、使うのは良くないこととイメージを持たせてしまうのはもったいないことだと思います。 |
E:具体例 | |
01:14~ | その昔、布おむつしかなかった時代に紙おむつが誕生しました。 そのとき、「紙おむつを使う親なんて愛情がない」「子どもは布おむつで育てるもの」と強い非難が起きたんです。(中略)他にも、昔のママパパたちがなんのツールに頼らず子育てをしていたのかというえばそんなことはありません。 スマホの前はテレビを活用していましたよね。 では、テレビを見て育った僕たちはおかしな成長や発達をしたんでしょうか? 僕も含めてたまに変な人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は問題なく大きくなっていますよね。 |
P:再び結論 | |
02:14~ | 特にママパパたちの負担の大きいこの世の中ですから、スマホを上手く活用することは何も悪いことではないと思います |
(2)専門性
02:26~ | 文部科学省が公開している子どもの学力に関するデータを見てみると、スマホが登場する前の小中学生と、今の小中学生ではほとんど学力に差がありません。 つまり、子どもの身の回りにスマホがあると頭が悪くなるとか、スマホがある環境で子どもを育てるのは良くないとか、そういうことは考えづらいと思います。 学力に限らず、何かへの興味・関心を持つことや、それらに没頭するといったことも少なくとも僕が14年間保育園の子どもたちを見ている限りでは、大きな変化を感じたことはありません。 子どもがスマホを使うこと、子育てにスマホを活用することは悪い、そう考えるのはもったいないと思います。 |
(3)視聴者の悩みを徹底解決
03:10~ | とはいえ、スマホを使いすぎてしまったり、生活に支障が出るレベルでハマってしまうと困りますよね。 「この動画見たらお風呂ね」「うん」とやり取りしたはずなのに子どもが約束を守ってくれず叱ることになってしまったり、逆に普段はスマホを見せない時間や場面なのにママパパの都合でスマホを見せたりなど、いろいろ困りごとがあると思います。 まず、子どもがスマホに熱中して、他のことができなくなってしまうような場面ですが、解決方法としては、親子で話し合ってルールを決めること、特に子どもに決めてもらうことがおすすめです。 (中略) |
04:58~ | 他にもルールをしっかり守って、例外を作らないことが重要です。 「自分で約束したことを守れなかったらその日のスマホはもうおしまい」など、親子でスマホの使い方についてしっかりとルールを決めてみてください。 ここで決めたルールは子どもだけでなく、ママパパもしっかり守ることが大切です。 (中略) |
05:45~ | ルールはお子さんと2人きりではなく、ママパパそしてお子さんの3人とか、パートナーの協力を得られない時は、保育園の先生などを含めて決めることがおすすめです。 2人きりではなく、「みんなが共有している約束・ルールである」にした方が、より大切なことという気持ちが強くなるからです。 (中略) |
(4)SDS法
SDS法とは、最初に要点を簡潔に述べ、次に詳細な説明を行い、最後に再度要点をまとめることで、理解しやすく効果的に情報を伝えることができます。
シンプルで流れの良い説明をしたいときに、効果的です。
S Summary |
要点 |
D Details |
詳細 |
S Summary |
再び要点 |
S:要点 | |
07:04~ | そこでおすすめなのが、スマホを使った後の「感想会」です。 |
D:詳細 | |
07:10~ | やり方はとっても簡単です。 「さっき見てた動画どんな話だった?」とか「○○はどんなこと言ってた?」とか、子どもがスマホを使ったことによって得た情報や知識をアウトプットしてもらう時間を設けるだけで、ただダラダラとスマホを見て過ごしたのではなく、ちょっと有意義な時間に変えることができます。 |
S:要点 | |
07:33~ | ぜひ、スマホを渡してそのまま終わりではなく、「感想会」を30秒でもいいので設けてみてください。 会話のタネにもなるのでとってもおすすめです。 |
- 伝えたいことの要点をしっかりと伝わるような法則を活用
- 専門性をさらっと出すことで嫌味なく読者に信頼できる安心感を与えられる
エンディング
09:27~ | それでは本日はこれでおしまいです。 ありがとうございました!ティ先生でした!さようなら! |
以上が、てぃ先生のYouTube動画の全体構成でした。
動画のポイントは3つ
ここからは、動画全体のポイント3つについて解説していきます。
タイトルで興味付け
こちらの動画タイトルは、「子どもがスマホを使うのは悪くない!保育士がそう言える理由とは」です。
「子どもがスマホを使うのは悪くない!」…ターゲットの悩み、衝撃の事実
「保育士がそう言える理由とは」…専門家の意見
タイトルだけみて、「観る価値ありそう!」と思えるタイトルとなっています。
イメージしやすい具体例
全体通して、具体例がとにかくわかりやすい!
ターゲットとなる視聴者が思わずうなずきたくなるような内容で、情景が映像のようにイメージしやすいことが特徴的。
項目ごとにの最後に『一言メモ』
01:48~ | ♪効果音 |
共通して、話の項目ごとにその最後は、一言メモが表示されています。
話の区切りが認識しやすく、メリハリもって聞くことができるので話が頭に入りやすい効果が狙えそうな工夫です。
まとめ
以上、てぃ先生の動画構成の分析でした。
オープニングの構成 | |
挨拶 | はい、どうも!てぃ先生です! |
本編の概要 | 子どもとスマホの上手い付き合い方は、 ・ルール決めを子どもにしてもらうこと ・スマホで得た知識を子どもにアウトプットさせる |
チャンネル登録のお願い | まだチャンネル登録してないよって方は、この機会にぜひポチっとお願いします! |
本編の構成 | |
PREP法 | P:子どもがスマホを使うこと、活用することに大賛成 R:時代的にもスマホは必須ツール E:紙おむつ論争を例に、時代によって必要なツールに変化 P:子育てにスマホを活用することは悪ではない |
専門性 | 専門機関のデータ分析&専門家としての意見 |
視聴者の悩みを徹底解説 | スマホを子どもに使わせないための解決策3つ |
SDS法 | S:スマホを使った感想会がおすすめ D:子どもに得た情報をアウトプットしてもらう S:ぜひ感想会を! |
エンディングの構成 | |
締めの挨拶 | それでは本日はこれでおしまいです。 ありがとうございました!ティ先生でした!さようなら! |
他にも、英語系Youtuber『イングリッシュおさる』さんの台本についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。